結局、企業が選ぶべきSNSはどれ?最短で成果が出る選び方をプロが徹底比較

「結局、今企業がやるべきSNSは?」企業SNS運用のプロが解説

SNSを一気に始めても、必ずしも成果につながるとは限りません。
大切なのは、自社の目的に合ったSNSを選び、正しい方法で運用することです。

本記事では、主要SNSである YouTube・Instagram・TikTok・X(旧Twitter) を対象に、「売りやすさ」「伸びやすさ」「コスト」「ストック性」の4つの軸から徹底比較します。
それぞれのSNSの特徴や強み、そしてどのような企業様に向いているのかを、企業SNS運用のプロの視点からわかりやすく解説します。

この記事の筆者

【鳥屋直弘】

株式会社BIRDY代表取締役/StockSun認定パートナー

企業のYouTube運用を専門とするマーケター。
これまで120社以上の法人チャンネルを支援し、累計10,000本以上の動画制作に携わる。

東北大学在学中にYouTube事業を立ち上げ、登録者数約29万人の「年収チャンネル」のディレクターも務める。
戦略と制作の両軸に通じた、現場目線の伴走支援を強みに持つ。

「動画を作って終わり」ではなく、確実に成果につなげるチャンネル運用を一緒に目指したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

目次

SNSを選ぶ前に知っておきたい4つの判断基準

SNS運用を始める前に、まず理解しておきたいのが「どの基準で選ぶか」という点です。
企業アカウントを成功に導くためには、以下の4つの視点から、自社に最適なプラットフォームを見極めましょう。

  1. 売りやすさ:購買・集客へのつながりやすさ
  2. 伸びやすさ:アカウントの成長スピード、再生・フォローの獲得難易度
  3. コスト:運用費用・制作コスト・工数
  4. ストック性:投稿が資産として残り続けるか

下表は、主要な4つのSNSを「売りやすさ」「伸びやすさ」「コスト」「ストック性」の4つの観点で比較したものです。
自社の目的やリソースに合ったプラットフォーム選定の参考にしてください。

SNS売りやすさ伸びやすさコストストック性総評
YouTube高単価商材・BtoBに最適
Instagram美容・不動産系と相性◎
TikTok拡散・採用・店舗集客に効果的
X(旧Twitter)採用・広報・個人発信で活用しやすい

SNS別の特徴と選定ポイント

ここからは、代表的な4つのSNS(YouTube・Instagram・TikTok・X(旧Twitter))について、それぞれの特徴と、どのような企業様に向いているのかを解説します。

<目的別・SNSの選び方早見表>

目的おすすめSNS理由
売上を上げたい(商品販売・リード獲得)YouTube長尺動画で理解・信頼を得やすく、高単価商品と相性が良い
店舗集客を増やしたいTikTok / Instagram短尺動画で直感的に訴求でき、位置情報との相性が良い
採用を強化したいTikTok / X若年層へのリーチが強く、カジュアルな採用ブランディングに最適
企業ブランディングを高めたいYouTube / Instagram代表や社員の雰囲気を伝えやすく、信頼形成に効果的
広告費を抑えて長期的に集客したいYouTubeストック性が高く、過去の動画が長期的な資産になる

1. YouTube|高単価商材・BtoB企業に最適

YouTubeは、SNSのなかでも商品を売りやすく、ストック性が高いプラットフォームです。
長尺動画によって、視聴者に多くの情報を届けられる点が最大の特徴です。
短尺動画では伝えきれない複雑な内容も、YouTubeなら10分以上の動画で丁寧に説明することができます。

そのため、BtoB企業や高単価商材を扱う業種との相性がよい傾向にあります。
たとえば、不動産テック(SaaS)・法人向けコンサルティング・医療機器販売など、専門性が高く、信頼構築が求められるビジネスに最適です。

一方で、運用コストはSNSのなかで最も高めです。
撮影・編集・台本作成など、1本あたり10〜20時間程度の工数が発生するため、予算に余裕がある企業様や、社内で制作体制を整えられる企業様に向いています。

2. Instagram|美容・不動産・アパレル・医療業界に最適

Instagramは、女性ユーザーを中心としたビジュアル重視型のSNSです。

写真や動画を通してブランドの世界観を表現できるため、美容・不動産・アパレル・医療といった、「見た目の印象」や「信頼感」が重視される業種との相性がよい特徴があります。

フィード投稿やリール動画を組み合わせることで、ユーザーが過去の投稿をさかのぼって閲覧しやすく、中期的なストック効果も期待できます。
また、Instagram広告との併用により、認知拡大と集客の両立がしやすい点も大きな強みです。

一方で、画像や動画のクオリティが成果に直結するSNSでもあります。そのため、ビジュアル設計やコンセプト設計の精度が求められ、世界観を一貫して表現できる運用体制が重要です。

3. TikTok|スピード拡散と採用施策に強い

TikTokは、SNSのなかでも拡散力が最も高いプラットフォームです。
アルゴリズムが新規ユーザーへの露出を重視しており、投稿直後から再生数を伸ばしやすい特徴があります。

短期間での認知拡大や若年層へのアプローチに非常に効果的で、スピード感のあるマーケティング施策に適しています。

特に、飲食店・美容サロンなどの店舗集客、または営業職やブルーカラー職の採用活動など、「数を集める施策」を目的とするケースで高い成果を発揮します。

一方で、ストック性が低く、効果の持続期間が短いという特性もあります。そのため、投稿頻度を維持できるチーム体制を持つ企業様に向いているSNSといえるでしょう。

4. X(旧Twitter)|発信力と採用ブランディングに強い

X(旧Twitter)は、ほかのSNSと比べて運用コストが低く、継続的な情報発信がしやすいのが特徴です。

テキスト投稿を中心に、自社の考え方や担当者の想いをリアルタイムで発信できるため、企業の人となりや姿勢を伝えるSNSとして優れています。

特に、代表者や広報担当者が自ら発信するアカウント運用は、採用ブランディングやコミュニティ形成に効果的です。
社風や社員の人柄を日常の投稿で伝えることで、求職者に「働きたい」と感じてもらえる企業イメージを築けます。

また、Xは拡散力が高く、ユーザー同士の交流(リプライ・リポスト)によって自然にフォロワーを増やしやすい点も魅力です。ユーザーと積極的に関わることで、投稿数が少なくても拡散が広がるケースもあります。

一方で、ストック性は低く、投稿の寿命が短いため、定期的な発信を続けることが重要です。

まとめ:SNS選びの正解は「目的 × 商材× リソース」

企業の強みを最大限に活かせるSNSを選定することで、費用対効果を最大化できます。
また、すべてのSNSに手を広げるのではなく、まずは1つに集中し、効果を検証したうえで横展開していくのがおすすめです。

「どのSNSから始めるべきか分からない」「自社に合った運用方法を設計したい」という方は、ぜひBIRDYにご相談ください。BIRDYは、法人向けYouTubeコンサルティング・運用代行の専門チームとして多数の実績を持ちます。また、YouTubeに限らず、Instagram・TikTok・Xなど複数SNSの戦略設計・運用支援も行っています。
初回相談では、あなたの企業に最も効果的なSNS戦略を具体的に設計いたします。まずは一度、気軽にお問い合わせください。

YouTubeの運用代行・コンサルティングはBIRDYにお任せください!

株式会社BIRDY(バーディ)は、東京都新宿区を拠点に活動する企業専門のYouTube運用代行・動画制作・コンサルティング会社です。戦略設計から法人チャンネル立ち上げ、撮影・編集、内製化支援まで一気通貫で対応できる日本でも数少ないパートナーとして、上場企業複数社を含め、累計120社以上のYoutube支援・10,000本以上の動画を企画・制作してきました。

代表の鳥屋自身が実際に運用してきたYouTubeチャンネルの知見を活かし、机上の理論ではなく“実戦ベース”で成果を出せるサポートを提供。ビジネス系チャンネル・法人チャンネルのノウハウは日本トップクラスです。マーケティング×制作の両軸から企業YouTubeを成功へと導きます。

「YouTubeを活用して集客・採用・ブランディングを強化したい」という企業様は、ぜひ一度ご相談ください。

  • URLをコピーしました!
目次