YouTubeショートが伸びない企業必見!再生数と成果を変える7つの成功戦略をプロが解説

YouTubeショートを投稿しても、「なかなか再生数が伸びない」「原因がわからない」と悩んでいませんか?
実はその原因、視聴者の行動心理を無視した構成にあるかもしれません。

そこで本記事では、120社以上のYouTubeチャンネル支援、累計1万本超の動画制作実績を持つ動画マーケターが、ショート動画の伸ばし方7選を解説します。

どれもすぐに実践できる方法ですので、ぜひこの記事をブックマークして、繰り返し読みながら実践してみてください。
ショート動画の強みを活かし、あなたのチャンネルを最短で成長させましょう。

この記事の筆者

【鳥屋直弘】

株式会社BIRDY代表取締役/StockSun認定パートナー

企業のYouTube運用を専門とするマーケター。
これまで120社以上の法人チャンネルを支援し、累計10,000本以上の動画制作に携わる。

東北大学在学中にYouTube事業を立ち上げ、登録者数約29万人の「年収チャンネル」のディレクターも務める。
戦略と制作の両軸に通じた、現場目線の伴走支援を強みに持つ。

「動画を作って終わり」ではなく、確実に成果につなげるチャンネル運用を一緒に目指したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

▼本記事の内容はYouTube動画でも公開しています。

目次

そもそもショート動画はやるべき?

結論から言うと、YouTube運用の目的が企業の売上や採用である場合、ショート動画だけで戦うことはおすすめしません。

ショート動画は拡散力が高く、多くの人の目に触れやすい一方で、購入・応募などには結びつきにくい傾向です。

特に、「売上向上」や「採用強化」を目的にしている場合は、どれだけ濃い視聴者層を育てられるかが成果を左右します。
横動画(ロング動画)のほうが商品・サービスの背景や価値を丁寧に伝えられるため、結果につながりやすい特徴があります。

ショート動画が効果的に働くケース

一方で、以下のようなケースでは、ショート動画の活用が非常に効果的です。

  • ターゲットが高校生・大学生などの若年層
  • 数千円程度の低単価商材を扱っている
  • 認知拡大や母数の確保を重視している

このような場合、ショート動画は初期接点の獲得やブランド認知の拡大に最適です。

短時間で印象を残し、幅広い層にアプローチできるため、見込み顧客との最初の接点づくりに大きな効果を発揮します。
つまり、ショート動画は広く届けるための入口として、横動画は理解と信頼を育てる育成ツールとして役割を分けて使うと効果的です。

YouTubeショートを伸ばす7つの具体策

ここからは、実際にショート動画でチャンネルを伸ばすための7つの戦略を紹介します。
どれも現場で効果が実証された方法なので、自社チャンネルの運用にもぜひ取り入れてみてください。

1.リミックス機能を活用する

リミックス機能とは、他チャンネルの動画を一部引用し、自分の視点や検証を加えて再構成する手法です。

たとえば、以下のような構成は、特に伸びやすい傾向があります。

  • 海外の検証動画を引用し、「本当に同じことができるのか」を自分で実験してみる
  • 他チャンネルの動画を取り上げ、専門家の立場から解説を加える

このように、既存の人気動画をベースに自分の切り口を加えることで、視聴者の関心を引きつけやすくなります。

なお、リミックス機能の活用は、YouTubeが公式に認めている方法です。
YouTubeヘルプでも、他チャンネルの動画の一部をショートで引用する具体的な手順が案内されています。ガイドラインに沿って行えば、著作権的にも問題なく利用可能です。

出典:リミックス コンテンツを使用した YouTube ショートの作成 – Android – YouTube ヘルプ

2.流行のフォーマットとBGMを取り入れる

ショート動画を伸ばすには、「今どんな形式の動画が流行っているか」を常に意識することが大切です。
流行しているフォーマットは、すでに多くの視聴者が反応した注意を引く構成でもあります。

代表的なのが、「なぜなぜ形式」テンポの良い質問型フォーマットです。
冒頭で「なぜ〜なのか?」と問いかけることで、視聴者の思考を刺激し、「答えを知りたい」という心理を引き出します。
この問いかけ型の構成は、短い時間でも関心を引きつけ、最後まで見てもらいやすくなるのが特徴です。

また、BGMの選定も、再生数を左右する重要な要素です。
トレンドの楽曲を設定すると、その曲を使っているほかの動画の関連再生に表示されやすくなり、新しい視聴者にリーチする可能性が高まります。

ワンポイントアドバイス

BGMの主張が強くてコンテンツの邪魔になる場合は、人気曲を聞こえるか聞こえないかくらいの音量で設定するのがおすすめです。

3.カットを細かく刻む

TikTokと同様に、ショート動画ではテンポが重要です。
視聴者はスマートフォンでスワイプしながら見ているため、少しでも間延びすると、すぐに次の動画へ移ってしまいます。

理想は、毎秒カットしてもいいくらいのテンポ感
リズミカルに展開させ、視聴者を飽きさせない構成を意識しましょう。

動画のテンポを生み出す一番の要素は、カットの切り替えです。
たとえば、正面・斜め・遠景など違う角度からの映像を織り交ぜるだけで、映像にリズムが生まれ、視聴者の集中を維持しやすくなります。

撮影時に複数のカメラを使うのが難しい場合でも、ズームやパン(横移動)など、簡単なカメラワークを加えるだけで十分です。

また、同じ構図のままでも、少しの工夫で視聴者の注意を保つことができます。

  • 少しズームイン・ズームアウトする
  • 軽くトランジション(場面転換)を入れる
  • Bロール(挿入映像)を差し込む

こうした小さな変化を3〜5秒ごとに織り交ぜることで、視聴者が飽きる前に新しい視覚刺激を届けることが可能です。

4.冒頭3秒に全力を注ぐ

ショート動画では、最初の3秒がすべてと言っても過言ではありません。
この3秒で興味を持たれなければ、すぐにスワイプされてしまいます。

おすすめの方法は、冒頭でテーマを明確に示し、同時に見どころをダイジェストで見せることです。
最初の瞬間に「この動画、ちょっと気になる」と思ってもらえれば、最後まで見てもらえる確率が上がります。

また、冒頭にサムネイルのような強いフレーズをテロップで表示するのも効果的です。
一瞬で「見たい」と思わせる言葉を置くことで、スクロールを止める確率が格段に上がります。

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5.横映像・音質・字幕のクオリティを上げる

「ショート動画だから、クオリティはそこまで気にしなくても大丈夫」と思っていませんか?
実は、それは大きな誤解です。

近年では「ショートドラマ」と呼ばれるような高品質なコンテンツが増え、視聴者の目は確実に肥えています。
そのため、古いスマートフォンで撮った映像や、雑音の多い音声では、どうしても再生数が伸びにくくなります。

理想は、一眼レフカメラで撮影すること。
しかし、準備が難しい場合は、縦位置にしたビデオカメラや、スマートフォンの「シネマティックモード」を活用しましょう。
ノイズが多い環境では、ピンマイクを使うだけでも聞きやすさが大きく変わります。

また、字幕は「縦画面で見やすいか」を意識しましょう。
フォントサイズや文字の配置、アニメーションの動きなど、細部のデザインが視聴体験を左右します。
単につなぐだけの編集で終わらせず、以下のような構成設計を意識するだけで、完成度が大きく変わります。

  • どこでテンポを変えるか
  • どこで文字を出すか
  • どの瞬間で視線を誘導するか

6.フォーマット化する

ここでいう「フォーマット」とは、自分のチャンネルで繰り返し使える企画や構成の型のことです。
型を作っておくと、動画制作が効率化するだけでなく、チャンネルのテーマが明確になります。

  • 「◯◯あるある横1年目/3年目/10年目」シリーズ
  • 「1分で学ぶ◯◯」のような固定タイトル企画

ショート動画は通常、単発で再生される傾向がありますが、フォーマット化されたチャンネルでは視聴者が次々と関連動画を見てくれるようになります。

7.本能に訴える構成を意識する

人間は本能的に、「遠くから近づいてくるもの」に注意を向ける習性があります。
これは動物として危険や変化を察知するための反応で、動画でもこの心理をうまく利用できます。

たとえば、以下のような接近を感じる演出を入れるだけで、視聴者はつい目を離せなくなります。

  • 被写体がカメラに少しずつ近づいてくる
  • テキストが前に飛び出してくる
  • 手前に向かって物が動く

これは④で触れた「冒頭3秒のフック」とも密接に関係しています。

「なんとなく見始めたけど、気づいたら最後まで見ていた」という状態を意図的に作れるのが、この本能訴求型の構成です。

まとめ|目的に合ったショート動画活用で成果を最大化しよう

ここまで、ショート動画を伸ばすための7つのポイントを紹介してきました。

  1. リミックスを活用する
  2. 流行のフォーマットとBGMを取り入れる
  3. カットを細かく刻む
  4. 冒頭3秒に全力を注ぐ
  5. 映像・音質・字幕のクオリティを上げる
  6. フォーマット化する
  7. 本能に訴える構成を意識する

これらを意識するだけでも、ショート動画のパフォーマンスは確実に変わります。

応用として、「動画の終わりと冒頭をつなげてループ再生を誘発する」「終わりを曖昧にして再視聴を促す」といったテクニックも有効です。

視聴者がもう一度見たくなる設計を意識して、維持率を100%に近づける工夫をしてみましょう。

私自身、法人向けのYouTube運用では、ショート動画よりも横動画を重視しています。
採用や高単価サービスの集客を目的にする場合、やはり深い理解や信頼の獲得につながりやすいのは横動画だからです。

ただし、ショート動画にはショート動画の強みがあります。
だからこそ、目的に合わせてショート動画と横動画を上手に使い分けることが、成果を最大化するポイントになります。

YouTubeの運用代行・コンサルティングはBIRDYにお任せください!

株式会社BIRDY(バーディ)は、東京都新宿区を拠点に活動する企業専門のYouTube運用代行・動画制作・コンサルティング会社です。戦略設計から法人チャンネル立ち上げ、撮影・編集、内製化支援まで一気通貫で対応できる日本でも数少ないパートナーとして、上場企業複数社を含め、累計120社以上のYoutube支援・10,000本以上の動画を企画・制作してきました。

代表の鳥屋自身が実際に運用してきたYouTubeチャンネルの知見を活かし、机上の理論ではなく“実戦ベース”で成果を出せるサポートを提供。ビジネス系チャンネル・法人チャンネルのノウハウは日本トップクラスです。マーケティング×制作の両軸から企業YouTubeを成功へと導きます。

「YouTubeを活用して集客・採用・ブランディングを強化したい」という企業様は、ぜひ一度ご相談ください。

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