「BGMを入れたいけど、どこまでが著作権違反?」「有名YouTuberが使っているから大丈夫だと思っていた」など、YouTubeのBGMの著作権問題で悩んでいませんか?
本記事では、著作権違反に関するよくある勘違いから、安全なBGMサイトの選び方、万が一警告を受けた場合の対応・解除方法までをプロ目線で詳しく解説します。
もし知識がないまま運用を始めてしまうと、知らず知らずのうちに著作権を侵害し、チャンネル停止や、これまでの投資が無駄になってしまう可能性もあります。
本記事を何度も読み返し、チャンネル停止リスクを回避しましょう。
▼本記事の内容は、YouTube動画でも詳しく解説しています。
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YouTubeで音楽の著作権に注意すべき理由
YouTubeチャンネルを運営するうえで、BGMや効果音の著作権管理は避けて通れない課題です。
特に企業チャンネルの場合、著作権違反によるチャンネル停止は事業に直結するダメージとなります。
なぜ音楽の領域が特に厳しく取り締まられているのか、まずはその基本をしっかり押さえておきましょう。
著作権とは何か

著作権とは、著作者が自分の作品に対して持つ権利です。
日本では音楽に関してJASRAC(日本音楽著作権協会)が著作権を管理しているケースが多く、音楽の無断使用には厳格な対応が取られます。
また、画像やテキストとは異なり、音楽はYouTubeのシステムによって自動的に識別・検出されます。
アップロードした動画に著作権で保護された楽曲が含まれている場合、システムが即座に検知し、権利者に通知される仕組みです。
そのため、画像の引用よりも、音楽の無断使用のほうが発覚リスクが格段に高い点には注意が必要です。
著作権違反でチャンネル停止になるリスク
著作権違反が発覚すると、動画の収益化停止や削除といったペナルティが科されます。
非公開・削除処分が3回累積すると、チャンネル自体が停止(いわゆる「垢BAN」)となり、これまでに投じた時間・コスト・登録者がすべて失われてしまいます。
企業チャンネルの場合、チャンネル停止は単なる運営停止にとどまらず、ブランドイメージの毀損や顧客からの信頼低下などの影響を及ぼすでしょう。
したがって、BGMの著作権管理は「知らなかった」では済まされない、重大な経営リスクとして捉える必要があります。
BGM著作権でよくある3つの勘違い
著作権に関しては、インターネット上にさまざまな情報が出回っています。
しかし、そのなかには誤解や都市伝説のような情報も少なくありません。
ここでは、特に多い3つの勘違いを取り上げ、なぜ危険なのかを解説します。
1.「2〜3秒なら使っても大丈夫」は誤り
「短い秒数なら著作権違反にならない」という話を耳にしたことがある方もいるかもしれません。
たとえば、有名アニメソングの冒頭2〜3秒を使用し、ツッコミを入れるようなバラエティ風の演出は、街頭インタビュー系の動画などでよく見られます。
しかし、秒数の長短に関係なく、著作権で保護された楽曲を無断で使用すれば違反と判断される可能性があります。
有名YouTuberが使っているからといって、自分のチャンネルでも安全とは限りません。
特に、企業チャンネルや安全な運用を目指す方は、短い秒数であっても使用を避けるべきです。
2. 概要欄にクレジット表記しても意味がない
「引用元を明記すれば問題ない」と考える方もいますが、音楽の著作権においてクレジット表記をしても、違反を免れることはできません。
著作権者は、自身の楽曲が無断で使用されていれば、クレジットの有無に関係なく警告を出すことができます。
警告を受けると、動画の収益が著作権者に移るか、または動画自体が削除される可能性があります。
概要欄に表記するだけで安心せず、必ず正規のライセンスを取得した楽曲を使用しましょう。
3. ほかのクリエイターが使っているからOKとは限らない
「ほかのチャンネルで同じ曲を使っていて問題なさそうだから、自分も大丈夫」と考えるのは危険です。
YouTubeの著作権判定には、自動検出システムと人の確認が併用されています。
たとえば、著作権者がAというチャンネルには警告を出さなかったが、Bというチャンネルには出した、というケースもあります。
著作権の問題は自己責任で対応すべきものであり、他チャンネルの運用状況を参考にすること自体が危険です。
著作権違反を防ぐ安全なBGMサイト4選

著作権のトラブルを避ける最も確実な方法は、フリーBGMサイトか有料ライセンスサイトを活用することです。
ここでは、実際に私が活用している4つのサイトを紹介します。
それぞれ特徴が異なるため、用途や予算に合わせて選んでみてください。
1. DOVA-SYNDROME(無料)

DOVA-SYNDROMEは、多くのYouTuberも利用するフリーBGMサイトです。
BGMだけでなく効果音(SE)も豊富に揃っており、作曲者名から楽曲を検索する機能もあります。
お気に入りの楽曲を見つけたら、同じ作曲者の別の曲も探せるため、チャンネル全体で統一感のあるBGM選びができます。
予算をかけずに始めたい方におすすめです。
2. Artlist(有料)

Artlistは、洗練されたおしゃれな楽曲が多い有料サイトです。
ビジネス系YouTuberの間でも人気があり、軽快感のあるBGMやスタイリッシュな音楽を探している方に向いています。
Artlistの料金目安としては、月額1,000〜2,000円前後です。※料金は為替レートにより変動
最近では、ストック映像や動画編集テンプレート、AI生成ツールまで幅広いサービスをサブスクリプションで使用できます。
3. Audiostock(有料)

Audiostockは、日本最大級の音楽素材サービスです。
単発購入と定額プランの両方に対応しており、日本語で操作できるため、海外サービスに抵抗がある方でも使いやすいでしょう。
Artlistほどおしゃれな楽曲は多くないものの、わかりやすさと安心感を求める企業チャンネルには適しています。
4. Motion Array(有料)

Motion Arrayは、BGMに加えてモーショングラフィックス(オープニング映像素材など)もダウンロードできる総合サービスです。
月額約3,000円と、ほかのサービスよりも高めですが、映像素材も必要な編集者にとってはコストパフォーマンスが高い選択肢となります。
動画編集を本格的に手がける方や、オープニング映像にこだわりたい方は検討してみてください。
著作権違反で発生する2つのペナルティ

万が一、著作権違反が検知された場合、どのようなペナルティが課されるのでしょうか。
対応を誤るとチャンネル停止に至る可能性もあるため、ペナルティの種類とその影響を正確に理解しておくことが重要です。
1. 収益の停止(著作権者への収益移転)
1つ目のペナルティは、動画の収益が著作権者に移転するケースです。
たとえば、著作権違反が検知された動画Aで1,000円の収益が発生していた場合、その1,000円は著作権を保有する権利者や管理団体に渡ります。
動画自体は再生可能なまま残るものの、実質的には収益化が停止された状態です。
視聴者への影響は少ない一方で、継続的な収益を得られなくなる点は、チャンネル運営にとって大きな痛手となります。
2. 動画の削除と累積によるチャンネル停止
2つ目のペナルティは、動画の削除(または非公開化)です。
たとえば「ファスト映画」のように他者のコンテンツをそのまま転用しているケースでは、一度の違反でも即時削除となる可能性があります。
一度停止されたチャンネルを復活させるのは極めて困難なため、削除警告を受けた場合は速やかに対応しましょう。
また、ライブ配信中に意図せずBGMが入ってしまうケースにも注意してください。
たとえば、配信中に電話がかかり、着信音として設定していた有名曲が流れたことで著作権違反と判定される場合もあります。
このような場合、配信後にアーカイブが自動的に非公開となることがあり、さらに7日間のライブ配信利用制限が課されるケースも報告されています。
有料サイト利用者も要注意!詐欺団体への対処法

有料サイトで正規に購入した楽曲を使っていても、著作権侵害の異議申し立てを受けるケースがあります。
ここでは、なぜそのような事態が起こるのか、そしてどう対処すべきかを解説します。
1. 詐欺団体からの不正な異議申し立て
「自分の楽曲だ」と偽ってYouTubeに異議申し立てを行い、収益を不正に奪おうとする悪質な団体が存在します。
たとえ有料で購入した正規のライセンス楽曲であっても、こうした詐欺的な申し立てを受ける可能性はゼロではありません。
実際に、私が支援してきた企業チャンネルの現場でも、10〜20件では済まないほどの不正な異議申し立てに対応してきました。
しかし、正規ライセンスを保有していれば、YouTubeの審査を経て確実に解除が可能です。
慌てず、冷静に対処しましょう。
2. 著作権侵害警告を解除する3つの方法
著作権侵害の警告を受けた場合、以下の3つの方法で解除を試みることができます。
- 90日間待つ:本当に著作権侵害をしてしまった場合は、動画を非公開にして90日間経過を待つ
- 撤回を依頼する:著作権侵害を申し立てた相手に撤回を依頼する
- 異議申し立てを送る:詐欺団体からの不正な申し立てに対し、正規ライセンスの証拠を添えて異議申し立てをする
詐欺団体への異議申し立てでは、「この楽曲は〇〇という有料サイトで購入した正規ライセンス品です」と記載し、購入サイトのURLを添付しましょう。
有料サイトで正規に購入している場合、YouTube側での確認後、ほぼ確実に警告は解除されます。
3. 有料サイトのルール変更にも注意
さらに注意すべき点として、有料BGMサイト側のルール変更があります。
たとえば、Artlistでは、利用しているYouTubeチャンネルをArtlistのアカウント内に登録する仕組みが導入されました。
この登録を行っていない場合、正規に購入した楽曲であっても著作権違反と判定される可能性があります。
そのため、有料サイトを利用している場合は、定期的に利用規約や仕様変更を確認するようにしましょう。
YouTubeのアカウント停止・削除への対処方法の詳細は、こちらの記事で解説しています。

まとめ:BGM著作権を正しく理解してチャンネルを守ろう
本記事では、YouTubeにおけるBGMの著作権について、よくある勘違いや安全なBGMサイトの選び方、著作権侵害警告への対処法を解説しました。
- 2〜3秒でも無断使用は著作権違反になりえる
- 概要欄へのクレジット表記は免罪符にならない
- フリーBGMサイトか有料サイトを活用する
- 非公開・削除警告が3回累積するとチャンネル停止になる
- 詐欺団体からの不正な異議申し立てには正規ライセンスの証拠を添えて対処する
YouTubeにおけるBGMの著作権ルールは、トレンドのように頻繁に変化しています。
その変化に対応していくためには、日々の運用経験や最新の知識を常にアップデートし続ける必要があります。
しかし、企業で新たにチャンネル運用を始める方や、チャンネルの成長を加速させたい方にとって、こうした著作権の動向を追いかけ続けるのは大きな負担でしょう。
そのような場合は、法人専用のYouTubeの運用代行・コンサルティングを行うBIRDYにご相談ください。
現場経験に基づく具体的なアドバイスをお伝えします。
YouTubeの運用代行・コンサルティングはBIRDYにお任せください!
株式会社BIRDY(バーディ)は、東京都新宿区を拠点に活動する企業専門のYouTube運用代行・動画制作・コンサルティング会社です。戦略設計から法人チャンネル立ち上げ、撮影・編集、内製化支援まで一気通貫で対応できる日本でも数少ないパートナーとして、上場企業複数社を含め、累計150社以上のYoutube支援・1万本以上の動画を企画・制作してきました。
代表の鳥屋自身が実際に運用してきたYouTubeチャンネルの知見を活かし、机上の理論ではなく“実戦ベース”で成果を出せるサポートを提供。ビジネス系チャンネル・法人チャンネルのノウハウは日本トップクラスです。マーケティング×制作の両軸から企業YouTubeを成功へと導きます。
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