開業20日で売上1,000万円を達成したSNS集客戦略|飲食×SNSのプロが全手法を公開

本記事のまとめ
  • 飲食店SNS集客は「インフルエンサーマーケティング」と「メタ広告」の併用が効果的
  • 飲食業態では、自社アカウント運用単体で成果を出す難易度が高い
  • グルメインフルエンサーは「言語系」を選び、エリア×ジャンルで絞る
  • 都心はインフルエンサー優位、地方は広告優位(同じ1万円で効果が約3倍変わる)
  • SNS映えは盛り付け・お皿・テーブル・ライティングで設計できる
  • マイクロインフルエンサーを使えばGoogle・食べログの評価も同時に高められる

この記事の筆者

【鳥屋直弘】

株式会社BIRDY代表取締役/StockSun認定パートナー

企業のYouTube運用を専門とするマーケター。
これまで150社以上の法人チャンネルを支援し、累計15,000本以上の動画制作に携わる。

東北大学在学中にYouTube事業を立ち上げ、登録者数約29万人の「年収チャンネル」のディレクターも務める。
戦略と制作の両軸に通じた、現場目線の伴走支援を強みに持つ。

「動画を作って終わり」ではなく、確実に成果につなげるチャンネル運用を一緒に目指したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

話者プロフィール

林さん(飲食店経営者・SNS運用代行)

94年生まれ。海運業界から脱サラし、4年前に飲食業界へ転身。現在は都内でしゃぶしゃぶ・カレー・定食・居酒屋など5店舗を経営。自店舗でのSNS集客実績をもとに、20社以上の飲食店向けSNS運用代行も手がける。インフルエンサーとのネットワーク構築と広告戦略に精通し、マイクロインフルエンサーのリストを都内だけで1,000人以上保有する。

鳥屋(YouTubeマーケティングチャンネル運営/株式会社BIRDY)

YouTube運用代行歴7年。企業のYouTubeチャンネル戦略設計から動画制作ディレクションまで一貫して支援する。東北大学在学中にYouTube事業を立ち上げ、登録者数約29万人の「年収チャンネル」のディレクターも務める。

▼本記事の内容は、YouTube動画でも詳しく解説しています。

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目次

飲食店のSNS集客、実際にどのくらいできるのか

鳥屋:今日は飲食店×SNS集客というテーマでお話を聞かせてください。まず前提として、飲食店はSNSで本当に集客できるものなんでしょうか?

林さん:十分に可能です。

鳥屋:実際に林さんご自身の店舗での実績を教えていただけますか?

林さん:今年の8月1日に新店舗をオープンしたのですが、SNS経由の集客中心に昨日(8月21日)時点で売上が税込1,000万円を超えました。20日で1,000万円なので、1日50万円ペースですね。

鳥屋:すごいですね。広告は何か使っていましたか?

林さん:食べログの月額5万円のミニマムプランは利用していましたが、それ以外は、SNS施策を中心に集客しました。

なぜ飲食店の公式SNSアカウントは伸びにくいのか

鳥屋:具体的にどのような戦略で成果を出したのか、深掘りしていきたいです。

林さん:その前に、まず飲食店の経営者が勘違いしていることをお話しした方がいいと思っています。多くの人が「自分でいい投稿を作ろう」と考えるのですが、実はそれだけでは難しいんです。

鳥屋:なぜでしょうか?

林さん:飲食店の公式アカウントって、ユーザーが能動的に見に来るのは「営業時間を調べたい」「メニューを確認したい」といった情報収集のタイミングが中心なんですよ。同じような料理の写真を上げ続けると、既存フォロワーのエンゲージメントが低下しやすくなります。

エンゲージメントが落ちると、Instagramでは、エンゲージメント率が表示機会に影響すると言われています。新規ユーザーに拡散されなくなり、自社アカウントを育てるのはものすごく難しいんです。

鳥屋:では、どのような施策が効果的なんでしょうか?

林さん:大きくは2つですね。1つは、グルメ系インフルエンサーに店舗を紹介してもらう「インフルエンサーマーケティング」。もう1つは、質の高い動画クリエイティブを制作してメタ広告で配信する方法です。メタ広告というのは、InstagramやFacebook上で配信できる広告のことですね。

20万円で50万再生を生む|3つのインフルエンサー活用法

インフルエンサーへの依頼は「誰に頼むか」が成否を左右します。林さんが実践するインフルエンサー選定の3つのポイントを伺いました。

手法①飲食店は「言語系インフルエンサー」を選ぶ

鳥屋:インフルエンサーにはさまざまなタイプの方がいると思いますが、どのような基準で選んでいるんですか?

林さん:まず私はグルメ系インフルエンサーを「言語系」と「非言語系」の2種類に分けています。日本語のナレーションや字幕で発信しているのが言語系、映像と音楽だけで見せるのが非言語系です。

鳥屋:その違いは集客に影響するんですか?

林さん:はい。国内向けに飲食店集客を行う場合は、基本的に言語系インフルエンサーの方が相性が良いと思っています。非言語系はリーチが海外ユーザーに向いてしまうので、実際の来店にはつながりにくいんです。

手法②エリア・ジャンル特化のインフルエンサーを選定する

鳥屋:ほかにも、インフルエンサー選定で重視しているポイントはありますか?

林さん:ありますね。インフルエンサーによって得意ジャンルが全然違うんですよ。たとえば居酒屋に強い人、渋谷・新宿エリアに強い人、それぞれ特徴がある。なので自分の店のエリアとジャンルに合ったインフルエンサーを探して依頼するのが重要です。

鳥屋:林さんの中では、ある程度リスト化されているんですか?

林さん:そうですね。「このエリアの居酒屋ならこの人」といった形で、ある程度パターン化されています。

手法③費用対効果から依頼先を見極める

鳥屋:費用感はどのくらいかかるものなんですか?

林さん:トップクラスのグルメ系インフルエンサーでも、1回の依頼が20万円前後で依頼できるケースが多いですね。

鳥屋:思ったよりも安いですね。昔は登録者数×1円みたいな相場がありましたよね。

林さん:ショート動画市場が広がって相場が下がってきているのもあります。そもそも飲食店業界では、1案件に100万円単位の予算をかけられる店舗は多くありませんからね。

鳥屋:それはかなり費用対効果がいいですね。

インフルエンサーとメタ広告を組み合わせるべき理由

鳥屋:もう1つの手法として挙げられていた広告施策は、どのように活用しているんですか?

林さん:インフルエンサーに動画を撮ってもらったら、その素材をそのままメタ広告に使います

鳥屋:自社で改めて撮影し直したりはしないんですね。

林さん:そうですね。100万人・200万人に動画を見せ続けてきたグルメインフルエンサーが撮る映像と、自社で撮った動画。美味しそうに見えるのはどちらか、グルメインフルエンサーの映像表現には、やはり強みがあります。

鳥屋:なるほど、都心と地方で戦略は変わるんですか?

林さん:かなり変わりますね。

同じ1万円の広告費でも、インプレッション数が都心と地方で3倍ほど変わることがあります。都心は競合広告が多いので、インフルエンサーマーケティングの方が費用対効果がいい。地方は逆で、広告の方が効果的です。群馬ほどの規模感になると、広告の方が効果が高くなります。

マイクロインフルエンサー活用でGoogle・食べログも同時に底上げ

鳥屋:SNS以外では、どのような施策を行っているんですか?

林さん:1万人未満のマイクロインフルエンサーを月50人ほど無料で招待しています。都内だけで1,000人以上のリストがあります。Instagramだけでなく、Googleマップや食べログにも投稿してくれる方を中心にリスト化しています。

鳥屋:それはすごいですね。なぜ協力してもらえるんでしょうか?

林さん:マイクロインフルエンサー側も、実績作りや案件獲得のニーズがあるんですよ。「Googleや食べログにも書いてくれるなら優先的にお声がけします」となれば、お互いにメリットがあります。これを活用すると、Instagramの検索露出・Googleの評価・食べログのスコアをすべて同時に上げられます。

鳥屋:メガインフルエンサーとマイクロインフルエンサーを組み合わせることで、飲食店を探すさまざまな導線をカバーできるわけですね。

林さん:そうです。それが理想の状態だと思っています。

SNS集客と相性が良い飲食業態・悪い飲食業態

鳥屋:SNS集客と相性のいい業態ってありますか?

林さん:ありますね。たとえば、カレーは、SNS映えの難易度が比較的高いですね。

鳥屋:カレーは難しいんですか。どうしてでしょう?

林さん:色味が茶系になりやすく、動画にしたときに動きが出にくいんですよ。料理動画では動きやシズル感が重要なので、表現が難しいケースがあります。

鳥屋:逆に相性が良かった業態はありますか?

林さん:エビしゃぶの業態は再生されやすかったですね。動きのあるスイーツ系もいいですよ。でっかいプリンとかクリームがたっぷり入ったドーナツとか、動きがあってインパクトのある商品は伸びる傾向にありますね。

鳥屋:商品設計の段階からSNS映えを意識する必要があるんですね。

林さん:社内から商品提案が来たとき、私がまずやることはInstagramの検索欄でその商品名を検索することです。上位に表示される投稿は、実際にエンゲージメントが高いケースが多いので、それを参考にしながら盛り付けや器、テーブル、照明などを調整しています。

鳥屋:UGC(一般ユーザーが自発的に投稿してくれるコンテンツ)をどう生み出すかにもつながってくる話ですね。

林さん:本当にそうですね。メガインフルエンサーの投稿を見た一般ユーザーが、同じように写真やストーリー投稿をしてくれる循環を作れると強いと思っています。

飲食店がSNSマーケティング業者を選ぶときの注意点

鳥屋:SNSマーケティングを外注する際に、注意したほうがいい点はありますか?

林さん:正直に言うと、まずは自社で取り組んでみることをおすすめしています

鳥屋:それはかなり率直な意見ですね。

林さん:「ハッシュタグ数を増やしましょう」「投稿頻度を上げましょう」といった表面的な提案だけで終わってしまう会社も少なくないんですよ。私自身もいろいろ試しましたが、本質的な改善につながる提案は多くありませんでした。

鳥屋:林さん自身も運用代行をやられていますよね?

林さん:はい。ただ、基本的には自社で運用できる状態を目指してもらっています。そのうえで、多店舗展開していて管理工数が足りない場合や、社内リソースだけでは対応しきれない場合にご依頼いただくケースが多いですね。

運用代行事業を始めて2年ほどですが、現在のところ契約解除はありません。店舗数が多くて従業員の管理が難しいとか、物理的にできないという状況からお願いされた場合にやる感じです。代行を始めて2年ですけど、離脱はゼロです

鳥屋:かなり満足度が高いんですね。それだけ効果が出ているということですよね。

林さん:インフルエンサーマーケティングをうまく活用できると、売上インパクトは大きいですね。前年同月比150%アップとか、月100万円アップというケースもよくいただきます。

まとめ「自分で頑張る」を手放した先に成果がある

開業20日で売上1,000万円。数字だけ見れば、再現の難しい特殊事例に思えるかもしれません。

ただ林さんの話を伺って印象に残ったのは、派手な手法そのものではなく「自分でいい投稿を作ろう」という発想を最初に手放していた点でした。多くの飲食店が自社アカウントの育成に時間を注ぐなかで、林さんは早い段階でメガとマイクロのインフルエンサーに役割を委ね、撮影素材を広告へ流用する設計に振り切っていました。

印象的だったのは「まずは自社でやってもらう前提でいい」と語る姿勢です。代行を生業にしながら、安易に外注を勧めない誠実さに、2年間離脱ゼロという実績の理由が表れていました。

SNS集客に正解の型はありません。それでも、自店の商品名をInstagramで検索し、上位の盛り付けと自店のものを並べてみる一歩は、今日から始められます。仕組みからじっくり設計したい方は、ぜひ一度BIRDYにご相談ください。

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YouTubeの運用代行・コンサルティングはBIRDYにお任せください!

株式会社BIRDY(バーディ)は、東京都新宿区を拠点に活動する企業専門のYouTube運用代行・動画制作・コンサルティング会社です。戦略設計から法人チャンネル立ち上げ、撮影・編集、内製化支援まで一気通貫で対応できる日本でも数少ないパートナーとして、上場企業複数社を含め、累計150社以上のYoutube支援・1万本以上の動画を企画・制作してきました。

代表の鳥屋自身が実際に運用してきたYouTubeチャンネルの知見を活かし、机上の理論ではなく“実戦ベース”で成果を出せるサポートを提供。ビジネス系チャンネル・法人チャンネルのノウハウは日本トップクラスです。マーケティング×制作の両軸から企業YouTubeを成功へと導きます。

「YouTubeを活用して集客・採用・ブランディングを強化したい」という企業様は、ぜひ一度ご相談ください。

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